TBSドラマの「魔王」と間違ったわけではないのですが、タイトルに惹かれてなんとなく読んでみました。「死神の精度」に続いて伊坂幸太郎2冊目です。
現代の社会にそのままあてはまる「なんとなくヘン」で「いつの間にやら怖い方向に向ってる」世界を表現。無責任で時に残酷な人間の集団行動の怖さがチラリと垣間見えます。
読後感から言うと、「死神の精度」のほうが面白かったし、好みでした。
独特の世界観は嫌いではないのですが、政治とか思想とかのメッセージが思ったより強い気がしてなんとなく好きになれませんでした。
会話でそのまま議論しているようなシーンが続いたりして、退屈して読み飛ばしちゃったり。
いや重要なシーンなのかもしれないけど。
こんな話なのに、超能力がさりげなく溶け込んでるところがなんかちょっと不思議な伊坂ワールド。
でも結局なんだったんだ!?とナゾが残ってしまった私はちと頭が悪いんでしょうか。
そしてタイトルでもある「魔王」は結局のところ何を指していたのか、ちょっと意味深ですね。
気になったメッセージはコレかな。
『私を信用するな。よく、考えろ。そして、選択しろ
おまえ達のやっていることは検索で、思索ではない。』
なんとなくイタタと衝かれちゃった気がします。